■北京の4日間





1990年1月10日より4日間、北京へ観光ツアーで行ってきました。 この後 中国へのパック旅行を続けるきっかけとなる生まれて初めての海外旅行の記録です。
ホームページの作る為の習作としては絶好の題材ですので好評であれば今後、連続してお送りできればと思います。

1989年6月の天安門事件以後 中国関係の観光旅行は激減しているようで、今回も恐い物みたさ半分で、事件以後の中国は? という事で申し込みました。



●1日目





持参したのはSONYのTR−55という旧パスポートサイズの8ミリカメラとテープ7本、ニッカドとアルカリ電池合わせて30本、ラジオ。 心配だったので旅行保険は2つも掛けてしまいました。
当日の朝は、霧が発生し、航空無線を聞くと成田着の便が羽田に変更となりそうです。 それでも全日空のトライスターは35分遅れで離陸、雲で下は見えません。 


北京首都空港へ着陸





◆北京
4時間10分で到着 北京空港は畑の中にあありました。警備は成田の方が厳重のようです。発着する飛行機は成田に較べれば少ないようです。イミグレーションではパスポートのチェック以外のチェックはありませんでした。こんなに簡単で良いのでしょうか? 
ここから 中国国際旅遊社(CITS)の王さんが北京のガイドとなりました。日本からの添乗員はなんと中国は始めてだそうです。バスに乗り北京市内へ向かう。バスは日野製だか 掃除がされていない! これから毎日これに乗る模様。
どうも中国人の王さんは今度の天安門事件に批判的であった 200元も給料を貰っている エリートだからか やはりこの国では人命の軽い国のようだ。 


◆北海公園
故宮の北東にある公園に行く。北海、中海、南海とあり 中と南は 中南海という名前で権力者の住まいとなっていて北海だけが公開されている人造の海、池は凍っていてスケートをしている とにかく気温が零下のようで寒い。


◆夜はシャブシャブ
王府井の近くでしゃぶしゃぶが夕飯で 味は最高 !
北京市からお偉いさんが同席している。今回は天安門以後のツアーとしては何か特別な意味あいがあるのではないだろうか?


◆ホテル
北京国際飯店という北京駅前の28階建て建物で去年出来たばかりなのだが着工は10年前らしい。部屋に入るとランプが切れていた。ベットの脇の照明の操作盤は、触ったとたん外れてしまった。風呂の温度も低い。
私は風邪気味なのでそのまま寝てしまう ポケットラジオで中国の音楽を聞いて寝てしまう。いつも日本語の北京放送を聞いているが短波放送の不安定な状態に較べて、FMなので ご機嫌。  FMは七波あり!
TVにはリホウが出ていたが何か喋っているが意味不明、しかもそのTVはSONY製だが解像度が悪い.. 家庭用のビデオカメラで撮ったような画質でした。


◆その他
町並みが、色のあせているカラーTVを見ているようだ。灰色をベースにした町並み。 北京は日本に較べて通年 雨量が少なく埃ぽい。植木も緑がほとんどない。
ホテルの回りも工事が終わっていずあまり綺麗ではない。工事途中の状態が長い間 放置されている。 テンポが何倍も違うようだ。車も洗っていない 
とにかく覚悟してきているのでそれほど驚かない しかしこの近代的ホテルの外観のイメージとアンバランスなサービスが中国なのでしょう。1日目風邪気味で風呂に入らない。まあまあの1日。



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