■北京 杭州 無錫 蘇州 上海
6日間 その1


1994年7月 毎日猛烈な熱さが続く中、江南にでもという事で出かけました。旅行中 毎日35度以上という気温で帰国後 旅行記を書く気力も無かったようでビデオのテープ以外、残っているものがありません。しかも140分テープ4本の内 ハイライトの杭州−無錫間の撮影はしたのですがビデオカメラのトラブルでノイズが大量に入っていてまともに撮影されていませんでした。限られた場所のキャプチャーと猛暑の中の記憶を手繰って書いてみたいと思います。今回 持っていったビデオカメラはサンヨーのジーマという普通の8ミリでHi8ではありません。こちらの方の「黒つぶれ」が 今まで持参していたSONYのTR55より少なく画面全体が明るく、見ていても楽です。




●1日目 上海経由 北京



上海空港 管制塔


中国東方航空のエアバスで上海に入り入国手続き後、同じ便で北京に入りました。上海空港は、北京空港よりも解放的な感じを受けます、やはり南方のせいでしょうか?。北京への搭乗時間があるので 空港の管制塔が目に入りました。5,6階建ての解放後すぐに建てたという感じの建物でミョーに感心してしまいました。上海、北京空港の滑走路は丁度、南北の方角にあり方位磁石を持っていくと最終アプローチに入ったかどうかが簡単に判ります。成田空港と違って国土が広く、政府がドケと言えば簡単に土地が空いてしまう中国らしい空港の作り方です。
北京空港へは薄暗くなって到着し ホテルは天橋飯店で日本のサッポロビールとの合弁だそうで 日本人が常駐し、なかなか快適でした。


●2日目 北京



長城のゴンドラ


今日は 万里の長城と明の十三稜で北京のおきまりコースです。もう少し中国に慣れてしまえばエスケープしてしまいたいと思います。このツアーの参加者の中には北京に知人がいるので、自由行動の人もいるようです。
万里の長城は北側にあるロープウェイで登る事になり、大変 楽でした。その後 明の十三稜も四年前とほとんど同じですし印象も薄いので割愛します。北京泊


●3日目 北京−上海−杭州


北京から国内線で上海に飛び、そこから杭州に列車です。上海駅のホームで待っていると 私たちが乗る車両が無いのか 列車の最後部に緑色の車両を1両増結しました。初めての中国の列車でした。車両の外観はくすんだ緑でパッとしませんてが中はさすが軟座で乗り心地も良く、走りだすと冷房も効いてきて快適な杭州の旅となりました。


上海駅 車両増結


車窓には江南の田園が広がり 北京の緑の少ない中国とは対象的な景色がありました。やはり こちらの方が私には合っています。しかし残念ながらここから1日半 ビデオカメラの調子が悪く撮影出来ていませんでした。


上海−杭州間の車窓


2時間程で杭州に到着、西湖の西のホテルで昼食です。箸は竹で出来ていました。この杭州のバスですがヨーロッパのバスのようでエアコンは弱く何故かエンジンのかかりも悪く、昼食後ツアー参加者全員で大形バスを押しがけしました。たらー。
昼食後、西湖をバッテリーの電気で動く船で遊覧です。
マルコポーロが「世界で最も美しく華やかな土地」と記述したという案内でしたが どうも2,3時間ではピンと来ません。やはりパック旅行ではさわりだけです。西湖脇の浙江省博物館でおきまりのお土産もの屋です。
ここでは龍井茶リュウジンチャ がメインで売られていてかなりの値段でした。なかなか美味しい緑茶でしたがパス。

今日のホテルは杭州友誼賓館で西湖の東500mの所にあります。日本の資本だそうで WOWOWが見られました。誰かが 日本のデコーダーを中国に持ち込んだようです。夕食後 西湖まで他の参加者と共に出かけ、西瓜を食べながら西湖、湖岸をぶらついていました。昼間の暑さがひいて沢山の人が外に出ておりました。



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