貴州  貴陽 黄果樹 凱里 三江 柳州 南寧
その1




●1日目 上海へ





成田発UA837で上海へ。集合場所で武陵源の時にお会いした台湾籍のR氏と再開しました。R氏は私の名前は覚えていなかったようですが 私が大きなカメラを持っていた事だけは覚えていてくれました。武陵源の時も影の添乗員として 添乗員以上の働きをしたR氏が今回も影の添乗員として私たちは随分と助かったのでした。日本からの添乗員は仲田氏で小柄で明るい方でした。
参加者全員が集合してから、挨拶がてら今回の旅行地の地図をコピーして全員に配りました。しかしほとんどの方が旅行会社からの地図だと勘違いしていたようです。

定刻に成田を発ち、午後10時頃、小雨模様の上海に到着です。上海の旅行社は中国青年旅行社でした。通しのガイドは西安の旅行社の高雪峰さん、元人民解放軍だそうです。宿は高速の環状線脇の「銀河賓館」です。4つ星ですがなかなか快適な宿で、相部屋の方は60過ぎの大人しい方でオプションは全く参加されず、自由時間も外に出ない方でした。



●2日目 上海から貴陽へ





高速道路の故障車




上海から貴陽は午後2時の西南航空のSZ4562ですので 12時まで自由時間です。豫園脇の上海旅游書店に地図を購入しに行く予定でしたが上海博物館にR氏、年配の男性O氏、女性のMさんと4人で出かける事になりました。上海の交通事情から銀河賓館から地下鉄の上海体育館まではタクシーでそこから地下鉄です。人民広場前でおり、時間がありましたので第一百貨店前の交差点まで行き、時間調整です。




上海博物館





博物館 編鐘





博物館 苗族衣装





銀河賓館




上海博物館は2年程前に来た事がありますが当時は2Fまでしか出来ておらず、半日もあれば回れましたが今回は4Fまで全て展示が完成していました。入館料も外国人料金の撤廃で35元から20元に下がっていました。しかも館内撮影自由で館内の展示物の半分はビデオカメラに納めてしまいました。しかし時間が限られていましたので肉眼での思い出があまりありません。是非次の機会には1日かけて ゆっくりと見学したいものです。新しく展示された3Fは現代絵画、4Fは少数民族の生活用具と服飾の展示です。1F,2Fの展示物は素晴らしいものばかりです。素人目には展示物の質は台北の故宮博物館と並ぶように見えます。

昼食はいつもの石の加工工場内にある焼き肉、シャブシャブです。場所は上海体育館と空港の間にあり、これで2回目です。その後 空港に向かいました。ここで 上海博物館に一緒に行ったO氏が空港内のトイレ(チェックイン前)でちょっと肩からバックを降ろした隙にそのバックを持っていかれてしまいました。中にはパスポートと現金3万元とビデオカメラが入っていたそうです。3人のガイドも初めてのケースらしく対処に困ったようですが、R氏がとにかく日本領事館へ行け という意見を出し、それに従って上海の青年旅行社が必要書類を整えて日本領事館へ行かせたという事でした。全17名の参加者の内1名が脱落して残り16名で取りあえず旅行は続ける事が出来るようになりました。



上海空港国内線入口
奥の壁の所のトイレで盗難





中国国内では飛行機の搭乗時にパスポートの提示が必要になる空港がありますので上海出国時に対処する事は出来ないのです。しかしパスポートを体から離すというのはどうしても納得出来ない事です。O氏はもう数十回も訪中をされているという話で慣れすぎたのでしょうか? 一般に帰国に必要な書類を作るには3日掛かるという事ですが 日本領事館で座り込んで1日で出してもらえというアトバイスをする人がいて、決死の覚悟でO氏は上海に残ったようです。もし1日で出れば貴陽は連泊ですので追いつけるでしょう。

残りの16名と2人のガイドは30分遅れのB737-300で貴陽空港へ到着、ここの空港は去年出来たばかりのようでピカピカです。空港の周りの丘は何故かほとんど擂り鉢をひっくり返したような三角形でこの形が貴陽から黄果樹瀑布まで点々とありました。飛行場の位置は貴陽市南東15Kmの位置にありましたが 残念ながら時間が無くGPSの測定が出来ませんでした。
貴陽のガイドは 陶健さんという男性名を持つうら若き女性でこの方の活動性があって旅が進んだような気がします。私たちが広西チワン族自治区の柳州まで乗る車は貴州省の対外関係の省政府の車で省自身が旅行業をやっているようです。(ですから貴州省内の有料道路は無料です)25人乗りのマイクロバスでなかなか乗り心地も良く 程度の良いものでした。しかしこの程度の良さと快適さが旅の計画を狂わせてしまいましまた。そのマイクロバスと共に荷物の専用車のトラックが1台 伴走します。この荷物車は貴陽の山林酒店の車でドライバーの葛さんとはなんとなく馬が合い 柳州までおつきあいしました。

ホテルは貴陽で一番ハイグレードな3つ星の金築大酒店でした。ただ残念ながらエアコンのコントールが出来ず、相部屋の方はかなり寒がっていました。部屋は偶然 4人部屋を2人で使う事になり快適です。夕食は金竜酒店にて、貴陽ですから建物はなかなか良かったのですがここが今回の中で一番 まずい料理でした。レストランの出口で「血橙」というオレンジを購入、中が真っ赤なオレンジです。ホテルに戻ると周恩来元首相の 生誕100周年記念番組で歌と踊りが放送されていました。





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