■昆明 建水 昆明 西双版納 その3





●8日目 ダーモンロン





今日は景洪の南のダーモンロン 大(孟+力)龍にある仏塔です。大体半日という事で昆明までの飛行機の時間の間に民族風情園を入れてもらう事になりました。今まで不満足な事ばかり多かったのですがやっと参加者の意見を聞いてくれるようになったのでしょうか?
しかし雨の中、マイクロバスには運転手の奥さんと娘さんがどういうわけか乗っていました。しかしも発車寸前にタイヤがパンクしてしまい、1時間ほどの時間が空いてしまい、急遽各自で民族風情園の見学という事になり、タクシーで向かいました。雨もかなり降ってくる中、各少数民族の建物と舞台の踊りの見学となりました。私は三脚とビデオカメラで舞台の撮影を始めましたが雨の影響でレンズが曇り途中で撮影を放棄する事となりました。最後にはほとんどの方がずぶ濡れとなりホテルに戻りました。



民族風情園





民族風情園




1時間ほど遅れましたがやっと出発です。運転手の奥さんと娘さんは最前列で私ともう一人の男性が最後部です。日本の添乗員が奥さんと娘さんは最後部にとお願いしても「後ろにするなら運転しない」と脅され仕方なく我々は無料のお客さんを最前列に座らせ出発する事となりました。

道路はモンハイ、モンロンの時より悪く、ほとんどが砂利道でした。その為か車の後ろはかなり揺れました。やはり中国旅行で一番エライのはなんといっても運転手だという事がここでも実証されてしまいました。雨の中 砂利道を田園地帯を2時間ほど南下して大(孟+力)龍の街に到着です。遅れてしまいましたのでまずこの街で昼食です。街角の食堂に入り注文です。ここの食事か今回、一番の田舎での食事でしたが ふりかけは出さずに何とか食べられました。この街は街全体が汚く、貧しいというより綺麗にしない街という印象です。この街には目当ての曼飛龍という仏塔の他に市街地にお寺があり、昼食後そこへ行ってみました。雰囲気は景真八角亭の所のお寺と似ていて小高い場所にあり街や近隣の田園の見晴らしが良く、少年僧もまた愛嬌があり、建物の内部を見ていると電灯を点けてくれたりしました。少年僧もビルマに近いせいか中国人ではないと思われる僧もいました。何かホッとする場所です。



ダーモンロンの町





ダーモンロンのお寺




曼飛龍にはダーモンロンの街を少し北に戻り集落の中の道を丘の方へ上がっていきます。タイの仏塔と全く同じようで まるでタイにやってきたようでした。途中の集落の道路沿いの石積みの垣根には 緑色の苔が雨のせいか鮮やかな緑色をしており、初めて中国で苔のある日常を感じました。私にはこの苔のある風景が忘れられません。



曼飛龍塔





曼飛龍塔の階段





曼飛龍塔下の村のレンガ塀




2時間で景洪へ到着、早めの夕食を皇冠大酒店でとり、景洪からは夜8時の飛行機で昆明へ戻ります。しかし景洪から昆明は夕方から夜に掛けての大編隊飛行のはずで景洪の飛行場は大混雑か予想されます。飛行場て確認するとやはり夕方だけで10往復の便があり、チェックイン。手荷物検査、搭乗と予想どおりの大混雑で機内に入った時には他のお客さんの白い目か待っていました。多分 この混雑は中国の田舎では一番のものでしょう。再度 金龍飯店泊。



景洪空港






●9日目 昆明市内観光






昆明(南)駅 切符売り場





昆明(南)駅前 長途汽車站




まず予定どうり西山龍門観光です。ここはまだ一度も絶壁から昆明湖を見た事がありません。今回はなんとか曇っていましたが湖の反対側や昆明市内も見えました。帰りに華亭寺に寄りましたが、久しぶりに見た500羅漢像が姿に感心。市内に戻り明秀飯店で昼食です。しかし値段が高そうなわりには美味しくなく、やはり地元の人に聞いてもそういう場所は美味しくないとの事でした。



西山龍山より海硬公園方面





西山龍山より雲南民族村





西山龍山より昆明方面





華亭寺





午後からは市内の円通寺へ。このお寺は珍しく低地にあり階段を下っての参観です。次は雲南民族村です。ここは予定にありませんでしたが時間があったせいか、行きたいと別の方と共にお願いしましたらツアーとして連れていってもらえました。全員で行くのは申し訳ない気もしますがユーラシアの西双版納のツアーにしては少数民族に対するアプローチが貧弱なので丁度良いとは思います。



円通寺(本殿は改築中)




2時間ほど園内で自由時間となり私は真っ先に摩梭の家に出向きました。秋には瀘沽湖に行く事を摩梭人の彼女達に伝え、瀘沽湖の写真集を購入してあっというまに2時間は過ぎてしまいました。この民族村は景洪の民族風情園を大きくしたものですがまだ全ての少数民族の建物が出来ていませんが、全ての建物が建設済みとして案内図に書かれていて最初は、存在いない建物を探し迷ってしまいました。


雲南民族村の摩梭の家





摩梭人(9月に再会しました)




夕食後 雲南康輝旅行社からオプションで少数民族のショーがあるのでという事でほとんどの方が参加しました。内容は少数民族の姿を極端にデフォルメしたもので、実際に少数民族の家庭を多少でも見てからの観劇では、美化しすぎてはないかと思います。残念ながらビデオ撮影は不可でした。30名以上の出演者は壮観ではありました。ただこのチケット代についてはホテルまでの帰りにいろいろありました。




●10日目 帰国









日本へ帰国。いろいろありましたが無事でした。ただ今までの中国旅行の中では最悪だったと思います。西双版納の少数民族を訪れるという意味ではほとんど目的が達せられない上に、しかも中国側の云南康輝旅行社のあまりにも拝金主義とも思える待遇にはやりきれいない思いが残りました。このままで催行され続けるならば お勧め出来ない典型的なコースとしかいえません。






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