■麗江 瀘沽湖 昆明 (2回目)

その六










12日目 麗江市街





今日は麗江市街の観光です。今日はテイさんは同行しますが車は無しです。Tさんから黒龍譚へ行きましょうという提案で あまり気乗りはしませんがタクシーで出発です。黒龍譚は一昨年の暮れに較べてかなりの入場料アップ(20元)があり、綺麗にはなったのですが、地元旅行会社ともめているそうです。(大概込みですから) 前回撮影した黒龍譚+玉龍雪山の風景は、今回もなかなかの景色でした。そして私が前回来た時には和開称さんがいる、東巴文化研究所が休みでしたので 先ずそこに行きましたらご本人がおられて、そこで自筆の東巴文字を書かれたものを分けてもらいました。お元気そうでした。黒龍譚を一周してから、そこから流れ出る川に沿って格蘭大酒店の脇を通り、四方街へ歩いていきました。しかしこの川、ゴミが多くちよっとがっかり。


黒龍潭




和開称さん




黒龍潭より四方街への川




まだお昼まで時間があったので、四方街を奥の方まで行きたかったのですが 石を敷いた道でなんだかとても歩きにくく、30分ほどでダウン、戻ってお茶をしてから前もってリクエストしていた沙鍋飯を食べる事にしました。麗江風のごはんのごった煮で、塩味のご飯に豆や肉類が乗っています。私には美味しかったのですが 家族は一度で良い との事であまり評判は良くなかったようです。でも満足です。しかしガイドのTさんは相変わらず好き嫌いが大きく ご遠慮して麺類だったようです。


四方街の小河




沙過飯




ゆっくり昼食後、麗江の獅子山へ。ここは麗江市街を見渡せる小高い丘で、ハンキングにはもってこいです。頂上には展望台の萬古楼があり最上部の5階からは麗江市街、玉龍雪山などが眺められます。上り15分ぐらい。(20元?)ここでガイドのTさんと方位で意見が合わず、ぷつぁお と言ったらそれは悪い言葉だとかで・・・・ ぶつぶつ、方向音痴のガイドさんばかり私はお世話になります。
ここから見る麗江市街 特に四方街から東の方向はガイドブックに出てくる麗江の小さな家が集まった景色そのものです。


萬古楼




萬古楼から四方街




その後 獅子山を降りて東側の市街地を抜けて白龍寺(白龍泉)に歩いていきます。ここは尼さんのお寺で住職の方が丁度、お賽銭を数えていました。白龍泉は湧泉で、その泉から出た水は、飲み水用、野菜洗い用、洗濯用と場所が別れていました。麗江の湧水,川は時間によって 午前中は飲み水、午後は洗濯用と別れているようですが 全体に川が汚れてきていますから飲み水にするにはそろそろ限界だと思います。


白馬龍潭寺




そろそろ疲れて来ましたので タクシーで百貨店に向かい、雑貨とビデオCDを購入し、再度タクシーでホテルへ

ホテルで夕食後 再度 四方街へ。ここで夜は行く所も無く、やはり東巴宮へ行くことになりました。もう顔馴染みになってしまい、この日はJTBの団体が入っている後ろの席に着くことが出来、携帯三脚で真ん中の後ろから全て撮影出来ました。尚 入場料は30元(アサヒグラフを持っていったせいか いつも50元で3人でした)







13日目 昆明へ 雲南民族村





今日は昆明に向かいます。雲南航空の午前9時20分の便です。7時にホテルで朝御飯を食べてから鶴慶県の空港へ。相変わらずの快適な道路です。空港につくとワールト航空のツアーの皆さんと一緒でした。麗江の空港も現在 拡張工事が始まっていていました。ここで長い間 お世話になった運転手の張さんともお別れですが、彼はなんだかずっとビジネスライクな態度でした。
機内では いつものお土産が、雲南航空のトランプでオールプラスチック製で子供が3人分を貰って喜んでいました。雲南のどこへ行ってもトランプがあってお金を掛けてやっているようです。

10時過ぎに昆明へ。空港では前回のSさんが待っているはずでしたが、別の方が乗用車で待っていました。なんだか旅行業に向かない雰囲気の人です。一行のスーツケースを乗せようとしたのですがトランクに入り切れません。トランクのフタを開けたまま空港から出発しましたが出た所の交差点ですぐに公安に捕まってしまい、フタをする事になりました。ひもが無かったので私たちが持っていたガムテープでフタをして出発です。

金龍飯店に到着し、チェックイン、上さんは昼寝だったようですが 私と子供とTさんはまだ全部支払っていなかった旅行の費用を$のT/Cから直接$キャッシュに取り替えに前回と同じく交三橋の中国銀行の昆明支店(ここが昆明で一番大きい)に出かけました。$2000のT/Cを20分ぐらいかけて現金にしました。手数料が$15でしたので$1985です。
それでも端数が足らず元に換算して2000元ほどで支払いが終わりました。やはり元の切り下げなどを考えると$で貰って置いた方があとで更に儲かるという事でした。私の方は逆に出来るだけ元を使いきりたいわけです。

その後 前からリクエストしていた過橋米線を食べに迎橋宮という専門店へ。ここでは20元のを食べたのですがなかなかの味で 珍しく子供は全て食べてしまいました。やはり 美味しいスープであると好評でした。ここでもTさんは米線は嫌いとかで別の料理を食べていました。昆明のガイドなんですが毎回 困った事です。(やはり蒙自の過橋米線の方が美味しかったのはいうまでもありません)

その後 花鳥市場へ。前回昆明でも来たかったのですが判らずじまいだったのですが前回来た交差点から一つ北側が花鳥市場でした。雑多なものが売られていてもっと居たかったのですが 何故かTさんはこういった場所からは早く帰りたいようで、カシオのGショックの紛い物を購入してオシマイでした。ちなみに広州の空港で買った物と同じようなものです。広州はやはり中国一高いようです。こんなものを買われてはやはり嫌なのでしょうか?

民族村は去年9月にも来たのですが、私は摩梭の家に向かおうとするのですが家族が全体を見たいというので団結広場の像のショーを見てなかなか動きません。やっと摩梭の家に到着して丁度ショータイムでしたが、踊りと歌を1曲だけで終わりでした。前回と同じように里格島でお邪魔した家の娘さんに合おうとしたのですが、摩梭人は既に帰り支度を初めてしまいとうとう会えずじまいで、別の女性に里格島の母親とおばあさんの写真、前回9月のビデオを託して別れました。


広場にて、リス族刀杆節




摩梭の家  手前の2人目が里格島の娘さん




家族は勝手に他の少数民族の家を見て歩くようです。これではもう一度来るしかありません。やはり家族でも 摩梭人に対する特別な感情を持つ私を理解してくれないようです。この家族旅行も単なる観光旅行なのでしょう。何故 民居をあれほど沢山訪れたのでしょう?


白族 三道茶




5時半過ぎに帰る事となり、雲南民族村の道路から暫く昆明市街に戻った所にあるハニ族(愛イ尼族)の民族料理のレストランに向かいます。ここは日本人には好評との事ではたしてどんな所かと期待していきますと、多数のうら若き女性がいてテーブルについた私たちを迎えてくれます。私たちのテーブルの担当になった20才ぐらい女性は愛嬌があって、ここの特徴というマッサージをしてくれます。生家では年配者に若い人がこれをしているという事で、ハニ族の優しさを感じます。生まれを聞きますと、景洪の東のモンラー県だそうです。
彼女にチェキで写真を撮ってあげたり、残っていた日本の電池をあげたりで随分と喜んでいただきました。(電池と言えば 長寿命の松下のアルカリ電池が更にこの2月から寿命が延びたそうで、海外旅行では寿命を知っている人は独占状態だと思います。)日本の電池は若い人にはお土産手として喜ばれるかもしれません。
ここでは竹筒に入ったお酒が出て、あまりにも飲みやすく買って帰りました。2本で50元、内容表示が面白くて入れた時は400ml、飲むときは300mlと書いてあって、全体がビニールで覆ってあります。それでも蒸発してしまうのでしょう。


愛イ尼山庄入口




同 フルスの調べ




これで今回の旅行は帰国するだけとなりました。初めて家族で長い旅行をしましたが、家族とはいえ なかなか意見が一致せず、困りましたが暫くすれば良い思い出となるでしょう。子供にとって摩梭人とテッセッセの習慣を知った事は大きな人生経験になったと思います。摩梭人の婚姻形態や、父親を知らなくても子供は育つという事を知って、日本での生活を当たり前だと思わないような子供になってほしいと思います。(花花公子にはならないと思いますが)







14日目 帰国




金龍飯店を7時に出発で、自分たちで荷物を出してロビーで待っていますと、冷蔵庫の中身を使った覚えが無いのに足らないという事で15元と請求されてしまいました。この請求で冷蔵庫には鉱泉水とスプライトを入れて置いたのを思い出しました。
金龍飯店は冷蔵庫の中身が減らずに増えているのに請求してくるし、前回の9月では部屋に置いてあった中国のカラーのガイドブックを切ったとクレームしてくるし、この金龍の従業員の服務態度は問題があります。大体1泊、800元ぐらいなのにそれに見合ったサービスはありません。1月の天和大酒店の方が費用は1/3以下ですが問題は全くありません。

置き忘れそうになった鉱泉水を部屋から持ってきて、やっと飛行場へ向かいます。1月のベトナム国境の時は帰国日の朝御飯が無かったので、(ガイドのTさんは時々 ご飯を食べさせない時があったり、仕事中に自宅や会社に行って仕事をしない時かあります。)今回は家族での旅行ですので朝御飯がある事に確認していましたので 朝御飯は飛行場で食べました。雲南航空3Q4381で広州に向かいます。お世話になったTさんと別れて待合い室で待っていると3Q4381の出発の表示が突然消えてしまいました。待合い室にいたJTBの一行とその添乗員も慌ただしく動き出しました。どうもすぐには飛ばないようで、臨時の弁当の支給券の配布が始まりました。私たちの場合 広州からJASで帰らなくてはなりませんので、すぐ後の便に切り替えてもらう必要がありますので一度 待合い室から出たいのですが搭乗券は持っているのですが 購入した航空券自体はTさんが会社に持っていってしまっているので 電話をしてとにかく空港まで持ってきてもらう事にしました。
1時間ほど心配しながら待っていますと、2時間遅れの10時過ぎに出発の案内がありました。丁度、空港まで来て貰っていたTさんには、その出発の10時過ぎまでは空港で待待機してもらいました。そして時間通りに飛行機は出発し12時に広州の空港に到着しました。
JASの広州−>関空は14:35の出発ですから丁度良い時間となりました。本来は4時間ほど余裕があるわけですが、やはり無駄と思ってもそのくらいは最低余裕が必要なようで、広州−>羽田/3人のチケットを購入し直すのは経済的に大変なものがあります。ほっと胸をなで下ろして広州に到着です。
広州では国内線タイムテーブルを探したのですがまだ4月になって間もなく、広州発着のものしかありませんでした。しかもそれが落丁があり、気が付いてから国際線と国内線のビルを行ったりきたりしていました。その後無事帰国しました。


14日間でビデオテープは28時間 フィルムは17本でした
ビデオCDを8枚購入(雲南、麗江、瀘沽湖)






ページ先頭へ

目次に戻る

最初のページに戻る

前のページに戻る