雲南 新平県戛洒鎮
(2回目) その一








1日目 昆明へ



今回も、日本エアシステムで成田から直接広州へ向かいます。この私には便利な便も多分今回が最後となりそうです、予想どおり採算がとれず10月末でこの路線が無くなるそうです。残念です。今回は7割ほど乗客が乗った機内で快適に広州に到着、広州で旅行社のガイド嬢から昆明行きのチケットを受け取り、西南航空の SZ4372 17:05発 という飛行機で昆明に向かいます。現在は前回乗った花博用の雲南航空の臨時便は無いそうで、時間が相当ありましたのでチケットを持ってきていただいた旅行社のガイド嬢と国内線ビルの2階で一緒にお茶して過ごしました。前回の女性と違う方でしたが、6月の三峡の話題になり「私も連れていってほしい」との事でした、しかし外国人と中国人の女性と二人では何かと誤解を受けそうなので・・・・・・・。この旅行社は日本語のEメイルが可能のようで、帰国後、Eメイルが届きました。

昆明の空港に5分遅れで到着しました。広州は定時到着です。しかも昆明の空港では私の荷物が一番に出てきました。こんなにスムーズなのはかえって恐いくらいですが、それでも快適な旅行です。昆明の空港ビルも本当に素晴らしく、今回の中国の旅行の快適さは驚きでもす。
ここで Tさん、運転手のSさん、Tさんの弟さんの3人の出迎えを受け・・ 身分不相応の出迎えでびっくりでした。
この後、ホテルに行かずに夕食の為、雲南民族村近くの愛イ尼山庄へ向かいます。ここには今年3月、6月にもここへ訪れた時に合った 愛イ尼族の小姐がいます。彼女に会う事は雲南に来る目的の一つとなりつつあります。
しかし 花博が始まってからというものここ愛イ尼山庄の混雑は更に拍車がかかり、この日は予約無しでしたので車を駐車場に入れてから断られてしまいました。しかしせっかく来たので、その小姐を探して何とか席を確保してもらいました。丁度 彼女の仕事が終わった所でしたが気持ちよく便宜を計ってくれました。好関係

この愛イ尼山庄はNHKの花博の特別番組の中で雲南の少数民族の料理の紹介に出てきたレストランです。サービスと料理の味はなかなかで 是非お勧めいたします。小柄で優しい愛イ尼族の小姐が沢山います。場所は昆明の民族村へ行く道路にあり、民族村の手前数Kmの右側にあります。(4人で100元ちょっとぐらいでした。)2時間ほどの食事の後 昆明市内のホテルへ。2ツ星、エアコン無し、200元弱






2日目 戛洒へ





ホテルの近くで売られていた通海の甘酒




目的地の戛洒には 私の予定では楚雄を経由して2日間で向かうつもりでしたが 楚雄から戛洒までの道路が悪いという事で直接1日で戛洒に向かう事になっていました。しかし何故かこの日は昆明で私が遊覧するつもりと勘違い?しているTさんで、しかも運転手のSさんが子供の幼稚園の入園式で、朝の10時にならないと出発出来ないという事で10時の出発です。(日程についてはFAXとEメイルで連絡済みでしたが無視しているようです。)
このTさんですが前回の戛洒行きには日本のYさん共に初めて行ったわけですが、そのYさんもその後、個人旅行を依頼したところ、やはりTさんに日程をFAXで送ってあるのにも関わらず TさんはこのFAXを旅行に持参せず Yさんの希望した日程どうりに進めなかったという事でYさんは以後Tさんに旅行業務を依頼しなくなったそうです。このことはこの旅行の後になってYさんからお聞きしました。
依頼した日程を正当な理由無く無視するという事は旅行業務を依頼出来ないようにも思うのですが他のケースではこんな事はあるのでしょうか?


Sさんの北京ジープは私とTさんを乗せて 昆玉高速を玉渓に向かいます。この高速道路が完成して初めて通るのですが 往復6車線で素晴らしい高速道路です。道路外からの侵入を防ぐフェンスは半分ほどしかありませんが 100Km/h以上のスピードでも全く不安がありません。



昆玉高速
バックミラーが窓ガラスについてます




1時間ほどで玉渓に到着ここから元江までは まだ高速道路は工事中で完成しておらず一般道を新平県との分かれ道である大開門まで進みます。昼食は大開門近くの山の中にある佳佳飯店という停車住食でした。ここはTさんとSさんが戛洒へ行った時に見つけたという事で見かけよりずっと美味しいのでした。ついでに「住」の方も見学しましたが10元以下で部屋とベットがあるだけです。しかしもう慣れたしまったせいかほとんど見学しても特別な感じはしなくなってしまいました。
尚 「停車住宿」は道路沿いの車のドライバーの為の食堂と宿です。宿はとてもチープで招待所以下です。外国人は宿泊不可と思われます。



佳佳飯店





同 店内




ここから大開門の分岐点を過ぎて、新平県の県城へ向かいます。分岐点から県城までも新しい道路の工事が行われていましたが前年の時と進捗はほとんど変わっていませんでした。

新平県城手前工事




玉渓から3時間ほどで新平県城へ。ここで公安に寄り、居留申請(住宿登記)を行います。
Tさんは今回の私の戛洒訪問の為に既にここを訪れており根回しをしていました。ここの公安ですが 外事を担当する人が不在でおらず、30分ほど待ってやっと戻ってきました。3泊以上の宿泊には居留申請が必要という事で外国人が宿泊可能なホテルで書かされる用紙とほとんど同じものをここで記入しました。ただ、私が二次ビザでビザの入境期限が後2日に迫っていましたので ここの担当の人はどこかに電話してその確認をしていました。当然の事ながら 入国してしまえば普通の観光(L)ビザなら1ケ月有効ですがここの公安の人はご存じないようでした。それだけ外国人が少ないのでしょう。後で聞いた所、戛洒には日本人では奥の大紅山の鉱山の技術者が来ただけで 遊びに来たのは去年の9月の私たちが初めてだったようです。

その後 近くの百貨店に出向き、いつもの蜂蜜アンプルと暇な時に聞くラジカセと、白酒を購入して戛洒に向かいました。(ラジカセは200元 カセットは一応使えますがラジオ部は聞こえない不良品でした)
新平県城から元江の橋までは舗装された良い道で1時間ほどで元江へ到着、ここから去年より数Kmほど舗装が延びましたが腰街の街から戛洒までは山あいの砂利道を1時間ほど進みます。
戛洒までは前回ほど民族衣装を着た女性に会いませんでしたが無事、戛洒の街に到着、前回宿泊した運政招待所へ。
ここは戛洒では一番良い宿泊施設で今回は更に一番良い部屋となり、バスタブまでついていました。(50元)しかし残念ながら一度もお湯は出ませんでした
ここで 前回カメラの前に立ってもらった花腰タイ族の小姐がこの招待所で働いているという事で再開しました。今回 この小姐の家に民泊という事にもなっていました。以後この小姐をT1さんとします。
夕食は前回も行った宏福飯店へ。中国語が判らない私の為に バイリンガルなメニューがTさんによって既に作られていてここから選ぶ事になっています。便利ではあるのですがちょっと物足りません。





戛洒鎮見取り図





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