■済南 曲阜 洛陽 三門峡 西安
その2






●2日目 山東省省都 済南





 6:40 済南 着


シ博市 臨シ




済南駅前で朝食後 臨シへ向かいます。済南から青島まで高速道路があり一般道と 分離された日本と変わらない快適さでバスは 走って行きます。
年々 中国の高速道路も欧米と同じようになっています。先ずは臨シの車馬坑です。王の死に合わせて数百頭もの馬を殺して埋めた坑で、その1/4ほどを公開しています。済の国では戦争に二頭立ての戦車を使っていたのだそうで数百頭もの馬を殺したというのはいかに済の国の国力があったかの証明になるのだそうです。
馬の骨が整然と並べられていてその上にガラスの覆いがかぶせてあり、なかなか壮観な眺めですがこれが人間だったらと思うとぞっとします。
もっと古い王の墓からは殉死させられた人骨も出てくるわけです。
撮影可。



臨シ東周墓殉馬坑



済国故城の碑がある済国故城博物館見学後、晏嬰(晏子)の墓を見学(「故宮」で紹介されていました)



晏子の墓




高速道路で済南の街に帰り、城内の泉、黒虎泉を見学、済南は泉の街で100以上の泉があるが現在、水不足で水量が不足しているそうです。
今夜の宿は 済魯賓館
済南市だけの現地ガイドは大変可愛い女性で北京放送の女性アナウンサーの方とそっくりの声で うっとりとして聞いておりました。残念ながら2時間ほどしかガイドして貰えませんだ。「一路平安」と臨シに送り出してくださった声が忘れられません。
夜は町へ出てみようとしたのですが日本側、中国側の添乗員にかなり
きつく外出するなと言われ納得は出来ないのですが仕方なく中止。
8回目の中国ですが「出るな」といわれたのは初めてでした。もし出るなという事であれば 事前に旅行の約款でその旨を書いておく必要があるはずですが納得出来ません。(個人ビザ−個人旅行もある中国で、しかも済南の町に特段の問題があるわけではありませんので納得出来ません)
多分 個人行動中の事故を嫌がって出るなという事なのでしょうが問題だと思いました。



済南市内 黒虎泉公園 残念ながら水無し







●3日目  済南 泰安 曲阜




早朝 済魯賓館から市街の大明湖公園まで1元/1Kmのタクシーに乗って行きました。以前から北京などで多数の黄色い1元タクシーを見かけていたのですが乗るのは初めてです。3列ある座席の2列目は上げてあって座れず後ろの3列目に座りました。車はかなり揺れてやはり1元でした。



大明湖へ向かう1元タクシー





大明湖畔





大明湖




済南から南下し泰安市へ向かいます。一般国道でしたが道幅が相当あり60km/hぐらいの速度で泰安市の岱廟へ。ここは歴代の皇帝が天の神に自らの権勢を認めさせる儀式? 「封禅」を行った場所です。残念ながら泰山には登りません。



泰安市 岱廟−後門




岱廟 天(貝兄)殿と曲阜の天成殿、北京の大和殿が中国木造 三大建築物だそうです。北京の大和殿を除いてこちらの二つはあまり大きく感じません。北京にある近代建築物の大きさとは対照的な印象でした。



岱廟 天(貝兄)殿−てんきょうでん





岱廟より泰山方面





曲阜近郊




更に南下し曲阜へ。三孔と呼ばれる 孔廟、孔府、孔林を見学、孔廟は孔子を奉った廟で、孔府は孔子一族の歴代の住まい、孔林は孔子一族のお墓という事で3時間を掛けて見学です。残念ながら私には儒教も孔子も興味がありません。
ただ 山東省全体の雰囲気が私には違和感を感じません。やはり徐福伝説にあるように山東省の人々と日本人のルーツがどこかでつながっているのではないかと思います。山東省のガイド氏曰く、「山東の人間は中国の中でも尊敬される事が多い」と言っておりました。



曲阜 孔廟入口





孔廟 大成殿





大成殿 石柱





孔府 入口





孔府 孔子の子孫が住んでいた住居





曲阜北側の城壁





孔林 入口





孔林 孔子の子孫の墓石群





孔子の墓石





曲阜 夜店






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