中国的東西

◆携帯電話 神州行NOKIA-3210 と使用不能の充電器 (2001-08-06)



 2001年1月に貴州省の凱里で購入した携帯電話−神州行のNOKIA3210です。
静止画の左が3210で真ん中が非純正充電器、そして右が純正の充電器です。この神州行というのは携帯電話に電話番号の書かれたICカードを入れて使用し、電話料金は別途購入したカードの番号を打ち込んで使うものです。これについては テレビ番組と国際電話 に書いてありますので参照して下さい。

この携帯電話は本体+純正充電器+電話番号で価格は1100元程度でした。静止画中央の充電器は中国製、非純正充電器で雲南省の新平県で購入したものでNOKIA3210対応と書かれていたものです、電源電圧は90V-230Vと書かれていましたので日本でも充電出来ると思い購入しました。今までは日本で100V-220Vの変換トランスを使用して純正充電器を使って携帯電話を充電してから中国へ持って行ってました。
しかしながらこの非純正充電器ですが日本では5分ほど充電をしてその後停まってしまい、結局充電不能でした。なんだか私の場合 充電に関係するものは紛い物を買ってくる傾向があるようです。




◆偽物ニッケル水素電池(恥ずかしい話)       (2001-06-25)



 中国で売られてる商品の中には偽物も沢山ありますが今回、不注意で買ってきてしまいました。いつもは偽物であってもある程度期待した機能・性能があればあまり気にしていませんでしたが 今回は注意力不足で全く使用出来ない本当の偽物でした。
デジカメやカメラのストロボ用にニッケル水素電池を使っているのですがこれが昆明の螺(虫師)湾日用品批発市場で購入したのですがこれが全く使えない偽物でした。
パッケージや外観では気が付かないほど良く出来ています。メーカーは金山工業集団産品で単3型の充電池です。ブランドは「超霸GP」です。緑と橙色が特徴です。購入時にあまり売りたがらない雰囲気だったので多分 偽物である事は知っていたのでしょう。
値段が3元と普通の電池と変わらず、その価格で気が付くべきでした。普通はその2倍以上するのですが・・・・

充電器に入れても5分ぐらいで終了してしまい当然 使用出来ませんでした。三峡に行った時も充電式ひげそりを購入したのですが最初は使えていてその後、充電しようとしても充電出来ません。中を開けてみましたら普通の電池が入っていたというのもありました。どうも私は充電式の電池に縁があるようです。




◆家庭用電源安定器                 (2000-12-11)


 中国の各家庭にやってきている電気の質は日本と較べて停電が多かったり、220Vあるはずの電圧が上がったり、下がったりして不安定だったりします。その為、中国の家庭ではこの電圧を安定させる為の安定器を使っている事が多いようです。
先日 この安定器をお世話になっている雲南の戛洒の家庭に取り付けてきましたがその時に内部を開けてみてきました。
この内部ですがトランスが一つとリレーが数個と電子回路、入出力の電圧を表示させる2ケのメーターで出来ていました。トランスとリレーで出力電圧が常に220Vになるように入力電圧を監視してリレーでトランスの出力を切り替えているもようでした。
従って 出力電圧は常に220Vにする事は出来ず、一定の巾の電圧の変動が発生します。またリレーを使っている為に入力電圧が急激に変動しても動作が遅れパルス状の電圧変動には無力です。この安定器の性能としては秒単位のゆっくりした電圧変動でしかも大きな電圧変動がある時のみ動作する装置という事になります。
価格も数十元から200元程度ですからそれほど期待する方が無理というものです。日本ではパソコン用のUPSでもいろいろなタイプのものが使われていていますがこのような価格の為に性能を犠牲にしている製品はほとんどありません。逆に価格も高いのですが 交流−>直流−>交流と変換する 常時インバーター式でしかも出力波形がサイン波のほぼ理想的な製品もあります。これですと出力電圧の制御もリニアに行われ、パルス性のノイズもシャットアウトします。
中国のこのような低価格の安定器は電子機器のような精密機器にはあまり効果が無いかもしれません。洗濯機、冷蔵庫、テレビなどのようなものに向くと思います



◆小型電灯                          (2000-09-28)



貴州省の貴陽の夜市で購入した小型懐中電灯、長さは単三電池よりも短く、入っている電池は大型のボタン電池で多分使い捨て、2元
ウエストポーチにも入るので旅行の時は必ず入れておきます。中国旅行ではいつ懐中電灯が必要になるかはわかりません。

余計な事ですが 松下のアルカリ電池が多分世界一の寿命だと思います。(アルカリ電池としては)旅行では単三電池を一番使う事が多いと思います。特にカメラ関係の用途ではこの電池を持って行くことで多少は荷物が減ります。


◆方位磁石                          (2000-09-28)



これは昆明の花鳥市場で購入した方位磁石です。旅行で使おうと思って購入したのですが、大きすぎるので単なるお土産になってしまいました。手前はプラスチック製で20元、奥は金属製で35元程度、そっくりのものが日本で売られていますが、5倍ぐらいの価格です。内部はオイル入りで作りが良くてお勧めです。ちなみに旅行の時は\100ショップのオイル入りを使っています。
方位磁石は陸上で使う事が多いのですが、飛行機の中でも普通に使う事が出来ます。外が見えない時、飛行機がどちらの方向を向いているかがわかります。そして大概方位から位置が推測できます。



◆ホームページビルダー                    (2000-09-28)



これは中文のホームページビルダーです。ホームページを作る為のソフトウエアです。日本版は1万数千円するのですがこの中文版は200元しないようです。多分それくらい安くしないと売れないのでしょう。 ホームページビルダーは価格のワリに良く出来たソフトウエアですが出来上がったソースを見るとやはり気に入らない上に かなりブラウザのバージョンに依存するものが出来てしまうので私としてはあまり使っていません。表を作る時だけ使用しています。



◆Linux                         (2000-09-28)



これは中文版の幸福Linux
下のlinuxと合わせて200元以下でした。但し未だインストールしてません

こちらは沖浪Linux
どちらもあまりにも安かったので購入してしまいました。



◆中国製の変なカメラ                     (2000-9-27)


 このカメラは旅行中に購入したものではなくて私の近所で購入した中国製のコンパクトカメラです。



ちょっと見ると普通のオートフォーカス機能のついたコンパクトカメラです。しかしこのカメラオートフォーカスがついているのに露出は固定式でレンズはf6.3でシャッター速度は1/125秒です。それなのにオートフォーカスがついています。価格は標準価格は\16,800で実際の価格は\4,980でした。オートフォーカス式にしては安いと思ったのですが安いなりの理由がありました。メーカーのミノルタに電話して聞いてみましたらこのモデルは通販やギフト用で一般販売は珍しいとの事でした。
しかしデザインといい、価格といい 表示どおり中国製です。ミノルタ曰く「使い捨てカメラを何台も購入するならこの方が良いのでは」という事でした。夕方や夜のフラッシュの光の届かない距離の撮影は不可能という使い捨てカメラの問題はそのままです。



◆中国一安い煙草?                     (2001-2-28)




これは2001年1月にお邪魔した貴州省凱里市で購入したタバコです。上の2つの左が玉屏、右が銅仁のもので価格は5角と8角です。下は貴定のもので1元です。貴州のタバコは安い物が多いのかもしれません。





◆中国の一眼レフカメラ                     (2001-2-28)


 以前から中国旅行中に中国製の一眼レフカメラを見かける事があり、値段も手頃なので購入するようになりました。その時の体験談を書いてみます。



先ず最初は貴州省から広西チワン族自治区へ行った1998/11に柳州で購入したシーガル−海鴎DF-300X(1500元)です。50mmF1.8のレンズが付いていました。自動露出手動フォーカスです。店頭で散々テストしてOKだったのですがホテルに帰った途端壊れて翌日、パック旅行なのに抜け出して交換しました。
これは今でも動作しています。
尚 このカメラはミノルタで X370s として発売(2000/10)になりました。ボディだけで\50,000です。性能は同じですから信頼性とブランドの違いでこれだけの価格となるのだと思います。


次は1999年に昆明で購入したフェニックス−鳳凰DC1999です。本体は露出計はついていますが全て手動です。レンズは28-70mmf3.8-5.6がついていて1100元と格安です。これは1999年記念という事でこの価格です。普通は2000元弱で売られています。自動露出はついていませんがカメラとしてはフニックスの方がシーガルより安定しているようです。
この鳳凰のレンズマウントはPENTAXのKマウントと同じですが同一モデルでミノルタのMDマウントのものもあるようです。
現在このカメラは雲南の哀牢山の山の中で動いているそうです。ですから写真はありません。



これは1999年12月に長角苗族へのツアーの帰りに上海の第一百貨店で購入したシーガルDF-300Sです。価格は1100元ぐらいだったと思います。レンズは上記と同じ50mmf1.8がついていました。この製品もやはり店頭でいろいろいじって確認したのですが壊れていて結局2回も取り替えてもらいました。現在も完動です。
この写真ではレンズは35mm-140mmf3.5がついています。このレンズはミノルタのMDレンズ互換のサンというメーカーのレンズでリサイクルショップで新品2,000円で購入したものです。



これはフェニックスで2000年3月に昆明の近日公園の所の百貨店で購入したDC888です。レンズはシーガルと同じ50mmf1.8がついていました。露出計はついてますが、自動露出では無いためか価格は700元ぐらいです。現在でも動いていますが この製品にはケースがついているのですが多量に接着剤が使われていて半年経った今でもこの接着剤の臭いがしてちょっと使いにくい製品です。シーガルとフェニックスではレンズのフォーカシングリングの回転方向が逆で使いにくく困りものです。
現在このカメラは戛洒の小姐の家にあるのですがフィルムの装填がやりにくいので出番は少ないようです。



次はフェニックスで2000年12月に昆明の近日公園の所の百貨店で購入したDC828Nです。レンズは28-70ミリのズームレンズがついていました。露出計有り、価格は1480元。本体にMULTI-EXPと書かれているので購入したのですが 購入してみましたら多分割測光ではなくて多重露光でした。残念です。この製品にはソフトケースがついていないのですが替わりにショルダーケースが付属していました。



これはシーガルDF-300Xを日本向けにしたもので テクサーという会社のブランドになっています。先日 カメラのキムラ という日本のカメラ販売店チェーンの感謝祭が東京有楽町でありそこで入手したものです。全くDF-300Xと同じ物で EX-3 というモデルです。
レンズは28-70mmf3.5-4.5が付いていました。中古で\9.800でした。販売していたテクサーの方といろいろ話してきましたが やはりの信頼性が低く始から壊れている確率は何十パーセントというオーダーだそうです。とにかく苦労しているそうです。



◎シーガルの基本仕様はシャッター速度がB,1秒−1/1000秒、ストロボ同調速度1/60秒
 開放測光、電子式タイマー、露出ロックスイッチ、自動露出
 レンズのマウントとミノルタのMD

◎フェニックスの基本仕様はシャッター速度がB,1秒−1/1000秒、ストロボ同調速度1/125秒
 開放測光、絞り込みボタン、機械式タイマー、露出計有り(手動露出)
 フェニックスでもやっと自動露出のEK100が発売されました。
 レンズのマウントは
  ペンタックスのKマウントのモデル DC828N,DC2000,DC888,DC999,DC303NE
  ミノルタのMDマウントのモデル  DC701,DC901,DC10,DC20


==中国製カメラの撮影は難しい==

私が購入したものはスクリーンの中央部に露出計の感度域があるのですが点ではなくて円周上に感度域があって真ん中は感度が低いものでした。
いつもはミノルタの707siを使って撮影しているのですが今の日本製一眼レフは評価測光−多分割測光なので逆光でもそこそこの結果となりますが、中国製のカメラの露出は中央部のみの測光なので それを意識した補正をしないとかなりの割合で露出不足となりました。
先日 試しに室内から明るい窓の外と暗い室内を位置をずらしながら撮影しましたら露出で6EVの差がありましたが 室外と室内の両方を半分づつ同時に撮影しようとすると常に室外の明るい部分の測光をしているようで逆光時はほとんど撮影不可という事がわかりました。逆光時は手動にする必要があります。

露出の問題は大きいのですが写り自体はほとんど問題無く、まだサービス版のプリントしかしていませんが問題は全くありません。こういった手動カメラ?は国内で暇な時に持って歩きたいと思います。撮影する事がなんとなく楽しくなります。

ちなみに中国製一眼レフカメラでAFのものはまだ見ていません。やっとストロボを含めたTTL制御の自動露出のカメラDF-5000?が出てきたようです。




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