■麗江 瀘沽湖 昆明 (2回目)

その四






8日目 永寧へ




ホテルで朝食、今日は一日 永寧です。雨模様の中をホテルから永寧に向けて出発、竹地小学校の脇を通って1時間ほどで到着。まず 永寧の先10kmほどの所にある永寧温泉へ。永寧から温泉まで30分ほどです。以前テレビでここの温泉が紹介されていましたが今は、きちんと建物の中にありました。簡単な宿泊施設もある、浴槽も見て来ましたが、大浴槽はゴミが浮いていました。個室はまあまあですがぬるく、やはりちょっと入るには勇気がいるかもしれません。この温泉は雲南省と四川省の境にあり、川を渡って四川省側にも行ってみました。


永寧温泉




同 浴槽




左側四川省、右側雲南省




この温泉から流れ出た温水が流れる川には緑色の藻が繁殖していて小川が緑色となっていました。また省境の川の河原にはこの温泉に入る為にやってきたチベット人の野宿した跡もありました。
温泉の周囲には彝族の女性が洗濯をしに集まっていました。

永寧の街に戻り「扎美喇(口麻)寺」の見学です。隣には瀘沽湖の蛇島の生き仏が学んだと言う新しいお寺もあります。ここのお寺はやはり、入口に鍵が掛かっていて楊さんが鍵を開けてもらいに行きやっと建物の内部に入れました。やはり内部は撮影禁止でした。 前回と同じく堂内を一周し見学が終わると再度 鍵を掛けていました。お寺の庭にあった仏塔が新しくなっていていましたので まだ硬いマニ車を回しました。


新しい仏塔



ここのお寺の僧は何百人といるようですが大半が瀘沽湖周辺の信者が月一回から3回ぐらいの各家での法要に呼ばれて居ないことが多いようです。

その後 永寧の自由市場へ。ここは前回とそれほど変わりはなく雑多なものが売られています。その中で野菜を売っている場所にくると貧しい身なりをした男性が野菜を少しづつ分けて貰っていました。前回ここで何人もの乞食から物乞いをされましたので、こちらから10元ほど渡しましたら、それを見た地元の人が驚いていました。
その後 永寧の通りに出ますと ここで使われている巨大な五徳がありました。いろいろと聞いてもらいましたが、今は地元では作られておらず余所から運ばれてくるという事でした。そこには牛に付ける真鍮を旋盤で引いた鈴が売られており、観光用ではないので2つ程購入。8元。


五徳 積み重ねてあります





昼食は前回と同じく金官餐庁で。隣に地元の人が食べていましたがその食べ方が凄いと上さんが驚いていました。


永寧では 前回と同じく楊さんのお父さんの知り合いの摩梭人の家を再訪しました。ここでは皆さん健在で 前回撮影した写真を渡したり、庭でチェキの撮影をしたりで随分とお世話になりました。子供がズドダブのおばあさんからから鍵をぶら下げるチェーンをいただきかわいがっていただきました。お礼に前回こちらでも撮影したビデオテープを見る事が出来るという事で置いて来ました。その後 娘さんの花楼にちょっとお邪魔して引き上げました。
この家は楊さんの知り合いのせいか、なんだか落ちつき2時間ほどお世話になってしまいました。


永寧 摩梭人(再訪)









摩梭人 魔除け





花楼





2階より永寧




その後 永寧のチベット族の家庭訪問です。前回と同じ家でしたが今回は若いおかあさんと そのお子さんだけでしたのでちよっとだけ、チベット族の衣装を着てもらってすぐに引き上げました。


蔵族(再訪)




獅子山




永寧と落水の中間点
今回もここで洗車




少年





夕食はホテルです、前回の去年の9月はここの建物の裏で炭で松茸を焼いて食べたのですが、その場所に簡単な屋根を取り付けていました。炭火で焼く道具も今は用意してありますので瀘沽湖で松茸はここで頼めばなんとかなると思います。

その後 ホテルのレストランの隣で昨夜と同じく摩梭人の踊りがあり、再度 私たち夫婦だけ参加しました。瀘沽湖に来てからは毎晩、摩梭人の踊りに参加?しています。毎晩特にする事もありませんし、毎晩見ていても飽きません。今回は踊りだけで数時間以上の ビデオテープが回りそうです。
しかし そろそろ飽きてきましたので踊りだけで歌の方はパスして早めに部屋の方に戻りました。

ホテルでは子供の面倒をガイドのTさんに見て貰っていたのですが、トランプをしていたようで、Tさんは子供にお金を掛けてトランプをしようと誘ったようで帰国後、子供はガイドのTさんを嫌っていました。
私にTさんを紹介してくれたYさんも旅行中にTさんがトランプばかりしているので困り、車の中から彼のトランプを捨ててしまったそうです。中国人のトランプ好きはかなりのものです。

この摩梭山庄ですが近所には何も無くて、瀘沽湖からも距離があり毎晩の摩梭人の踊りが無ければ天気の良いときに入れる風呂のみに価値があるようで、もうこのホテルは飽きてしまいました。

それに瀘沽湖からの麗江への戻りですが、寧ランと瀘沽湖の間の道路が深夜のみ通行可ですので、明日 半日、里格島の見学後、寧ランへ移動の予定でしたが 予定を変えて1日瀘沽湖の宿泊を増やし、明後日に瀘沽湖から麗江へ直接向かう事になりました。その為に1泊瀘沽湖が増えましたので、再度 民族園の宿泊を増やしてもらいました。テレビもお風呂もありませんが、瀘沽湖湖畔の民族園の環境は魅力的です。






9日目 里格島へ





朝食はホテルのレストラン。食事が始まるまでの時間レストラン脇からの瀘沽湖は獅子山をバックに絵になる風景で、漁をする小船も出ていて20分ほどビデオと写真撮影。

摩梭山庄から獅子山




同 小船




同 観光船




天気も良く里格島へ。20分ほど車に揺られて瀘沽湖まで降りて行きます。そこで2艘の小船を頼んで里格島へ。のんびりと島に到着、最初に島の最頂部に上り、全員で記念撮影です。ここもあまり緑はありませんが潅木には花が丁度咲いている時期で、島と花と獅子山の風景が美しい。その後、前回お邪魔した摩梭人の家庭を訪問、皆さん私たちを覚えていてくれたのですが 丁度 永寧の「扎美喇(口麻)寺」からラマ教の僧が月に一度の法要の為に訪れていて室内には入れません。摩梭人の家庭は少ない家庭で月に一度、多い家庭では月に3度ほど、永寧から僧を呼び法要を営むのだそうです。しかしこの時の僧は出が摩梭人なのか 随分と背が高かったようです。この時は2人の僧ですから1日間、一人でしたら2日間掛かるそうで、アゴ、アシ付きでお呼びするのが普通のようです。


里格島へ




扎美喇(口麻)寺」からラマ僧




庭でいろいろと交流?をしていますと 中国人観光客もこの家にやってくるようで慌ただしくなってきましたが、その内に引き上げていきました。子供がチェキで10枚程 撮影しこの家の母親とズドダブの写真を別に撮り、娘さんが働いている昆明の雲南民族村へ持って行く事にしました。又 里格島まで運んでくれた小船の男性も珍しく、「撮って」と声が掛かりそちらも撮影しました。一般に摩梭人の男性は大人しいように感じます。





里格島




天気も良くのどかな気候でなんだか 腰を落ちつけてしまい、その摩梭人の家庭の前の簡単な船着き場で1時間ほど過ごしてしまいました。


里格島周回路




再度小船に乗って車の待つ、瀘沽湖の湖岸へ。

車はこちらのリクエストで招待所の隣の四川料理店へ(落水ではここが一番美味しい)。ここで昼食後、せっかくですから四川料理店のある上落水から下落水へ歩いて民族園へ向かいます。やはりここが一番です。自分の家に帰ったような気がします。再度 同じ部屋が使えました。午後からは全く予定がありませんので各自、好き勝手な事をして過ごしていました。子供はここに間借りしている彫刻の人と再び遊んでもらっているようで、最後には彫刻の一部をいただいてしまいました。感謝!

この民族園でも丁度 ラマ教の法要が行われていて、自宅部分の奥で読経の声が聞こえています。

夕食は湖岸の食堂へ。夜は再度、摩梭園で踊りが・・・・・・・・・・普米族の曹珍さんや若い元気な曹さんの姿もこれで見納めです。


曹さん




湖岸の食堂はここだけ




観光用写真




しかし 明日は5時出発ですので途中で抜けて就寝。

瀘沽湖も6泊してほぼ車で行ける所は行きましたし、民居訪問も前回より2倍ぐらいの時時間を掛けました。これで満足です。





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